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Vol.293 あいんしゅたいんが教えるおもしろ算数塾

カカオ豆からのチョコレート作りも



カカオ豆を手にとり吟味する子どもたち

京都教育大で 2 月 20 日、第 2 回おもしろ算数塾が開かれた。 おもしろ算数塾は、4 年生以上の小学生・中学生を対象に、 身近なものから算数に親しむ機会をつくろうと企画された もの。午前の部では、設定されたテーマに基づいた算数の 問題を参加者全員で考えていく。午後の部では「みんなの 広場」と題し、京都大や京都教育大の大学生らが参加者に 自分たちの経験や研究について語る。

第 2 回のテーマは「面積や体積を測ってみよう」。 午前の部では班に分かれて、キャベツの葉の表面積 を求める方法を考えた。また同じ時間帯、保護者向 けには「大人の語らい」交流会も実施された。 午後の部は、チョコレート作り。参加した子ども たちは、普段見ることのないカカオ豆を手に取って 慎重に吟味していく。「におってみて」と言われた 子どもたちが実際に豆を嗅いでみると、「臭い!」 と声が上がった。

選んだ豆はよく洗った後、フライパンで火にかけ 焙煎していく。少しすると、教室中にはカカオ特有 のツーンとしたにおいが。15 分ほど炒(い)った後、 皮をむき豆を砕く。砕いた豆に湿り気が出てくると 湯煎に進み、さらにすりつぶす。だんだんとチョコ レートっぽくなってきたところにカカオバターを少 し投入。完全にドロドロになるまですりつぶし、バッ トに入れて別室で冷やす。あとは完成を待つだけだ。 出来上がったチョコレートはその場で試食した。 参加した山田祐輝くんは「とても楽しかった。(チョ コレートは)おいしかった、けど苦い」。保護者と して参加した柳瀬聡美さんは自分の子どもについ て「初対面同士でもうまくやるんだ。親もびっくり」 と振り返っていた。

おもしろ算数塾は NPO 法人知的人材ネットワー ク・あいんしゅたいんが主催する親子理科実験教室 のスピンオフ企画。あいんしゅたいん理事長の坂東 昌子さんが「福島の支援をできないか」と京都教育 大の村上忠幸教授に声を掛けて、学生と一緒に何か しようということになった。そして昨年 11 月、福 島県ふるさとふくしま帰還支援事業(県外避難者支 援事業)におもしろ算数塾の企画が通り、1 月から 全 3 回の開催が決定した。 最終回となる第3回は3月19日、京都大で開催 される予定だ。テーマは「ゲームでなるほど!数で つながる生き物の世界」。申し込みはあいんしゅた いんホームページから。 (聞き手=前山幸一)

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カテゴリー: 社会・文化, 総合, 週刊FOCUS
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