京都の学生が中心となって製作した放送番組を流すFMラジオ局「コミュニティラジオ京都(仮称)」が2016年3月の開局を目指している。24時間放送で、京都市の北区、上京区とその周辺の地域で聞くことが可能だ。インターネット放送での世界中への配信も予定している。複数の大学の学生が主体で関わるFMラジオ局は、全国的にも珍しい。

 開局予定のラジオ局ではコンセプト「大学と地域の連携」の下、地域に根差した情報番組や「京都三条ラジオカフェ」と連携した番組、音楽番組などの放送を予定。メインスタジオは烏丸北大路の大垣書店本店4階に新設され、北大路ビブレや千本北大路の市営住宅にある空きスペースにスタジオを設ける。学生はパーソナリティーや番組製作、広報活動などに関わっていく。

 開局準備会の時岡浩二事務局長は「開局まで約3カ月。良い形でラジオ局をスタートするためにさまざまな検討を行っている。学生の街京都の特徴を生かし、地域に定着していけたら」と新たな取り組みに期待を込める。現在、京都三条ラジオカフェにてコミュニティラジオ京都のプレ番組が放送中。近日中にパーソナリティーや番組製作スタッフの募集を開始する。