【サッカー】関学 2年連続決勝進出
◇第64回全日本大学サッカー選手権大会準決勝(12月16日 NACK5スタジアム大宮)
<関西学院大(関西第1代表/総理大臣杯優勝)4-2明治大(関東第2代表)>奇しくも夏の総理大臣杯決勝と同じカードになったインカレ(全日本大学選手権)準決勝。同点で迎えた52分、今大会初めてスタメンに抜擢されたMF小野晃のゴールで勝ち越す。さらに、後半アディショナルタイムにも明大GK服部のミスからMF福冨がボールを奪い、前線へのロングパス。パスを受けたFW呉屋が冷静に無人のゴールへ流し込み、この日2点目をなるゴールで明大を突き放した。勝利した関学が2年連続となるインカレ決勝へと駒をすすめ、大阪商業大以来30年ぶりとなる4冠まであと1勝にまで近づいた。決勝戦は19日12時05分より浦和駒場スタジアムにて行われ、阪南大(関西第2代表)と対戦する。
【前半】関学2-2明大
【後半】関学2-0明大
【試合終了】関学4-2明大
【得点】関学:DF高尾(6分)、FW呉屋2(22分・90+2分)、MF小野晃(52分)明大:DF室屋(27分)、FW和泉(37分)
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▼試合後のコメント
関学大・成山監督「インカレ準決勝という独特な雰囲気の中で、タレント揃いの明大を相手に腰が引けていた。さらに先に2点を先制したことでかえって試合が重たくなってしまった。(呉屋の出場停止について)彼が出られないというのをなんとかプラスにしていけるように準備していきたい。ここまで導いてくれた呉屋のためにも勝つしかない(阪南大について)いつも試合をすると押し込まれたり、非常にストレスがかかる。いつもやっている相手だからといって油断することなく、全国大会の決勝戦だということを意識してやっていきたい。(昨年の決勝戦について)今年はしっかり地に足をつけて戦っていきたい。ここで勝たないとリベンジもない。4回生に優勝させてやりたい」
関学・DF井筒「(前半で)2点は取れたが、それで逆に変な余裕をもってしまい、相手の攻撃を受けてしまった。早く試合を決められなかったことが、最後までもつれさせてしまった原因。(呉屋の出場停止について)前の選手が守備を頑張ってくれていたのに、DFが身体を張れていなかった。あのイエローはDFの責任でもある。呉屋には申し訳ないことをしたと思う。それでも呉屋の代わりに出て結果を出してやろうと意気込む選手はたくさんいる。(阪南大について)しっかり阪南大も決勝まで上がってきてくれた。八久保や外山など阪南大も前にタレントが揃っている。相手に不足はない。さらに、関東の観客の前で阪南と僕たちが試合をできることには意味がある。(昨年の決勝について)昨年は決勝に行く準備ができていなかった。今年は最初から優勝するというイメージでやってきている」
関学・MF小林「明大も強くてしんどい試合になった。全員で優勝するという強い気持ちを込めることができ、いい試合になったと思う。(阪南大について)手の内を知っている相手だからこそ、やりにくい部分はある。それでも気持ちという部分で相手を上回っていきたい。(呉屋の出場停止について)呉屋は紛れもなくエースなので不安はあるが、呉屋のためにも優勝したい。周りから呉屋がいないから負けたと言われるのも嫌だ」
関学・FW呉屋「僕たち関学はサッカーじゃない部分でも頑張ってきたという自負がある。下級生はチームのことを考えて、上回生は井筒を中心にみんなチームとしてまとまってやってこれた。どこのチームよりもまとまっているという自信もある。(出場停止について)できるかぎりのサポートはしたい。100%仲間を信頼して日本一という夢を託したい」
明大・栗田監督「試合を通じて後手後手のサッカーになってしまった。チャンスはあったので、前半のうちにもう1点を決め切れなかったのは1つの敗因。さすがに連戦が続き、疲れがあった。全体として、試合の立ち上がりの25分間が悔やまれる内容になってしまった。(守備について)特に前半、1対1でことごとく負けていた。プロに行くような田種も何人かいる中でそんなところで負けていてはいけない」
明大・FW和泉(名古屋グランパス内定)「失点してはいけない時間帯に失点してしまった。(引退について)本当にこのメンバーでプレーできて良かったし、キャプテンとしても楽しかった。(来季について)開幕スタメンをとって、活躍したい」
明大・MF差波(ベガルタ仙台内定)「プレーしていて関学はさすがだなと感じた。(引退について)小学生からいろいろな大会に出てきた中で、そういった環境を与えてくれた周りの人たちに感謝している。もっとこのチームでプレーしたかった。(来季について)もうそんなに若くはないんだということを自覚し、仙台のためにすこしでも早く貢献したい。」
▼その他の関西勢結果(準決勝)
阪南大(関西第2代表)3ー1国士館大(関東第5代表)
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