多くの大学に存在する猫サークル。猫サークルの存在を知ってはいるが、実際、餌やり以外の活動を知っている学生は多くないだろう。「餌やりだけが活動ではない」と、立命館大にある猫サークル「立命館大学猫の会
Rits Cat」(以下、Rits Cat)代表の金子翔太さん(立命・2年)は話す。
 同大衣笠キャンパスに野良猫が現れたのは約20年前のこと。以来、一部の学生や事務員らが野良猫に餌をやり可愛がっていた。しかし2010年に大学は突然、野良猫への餌やり禁止の看板の設置を行う。猫を可愛がっていた一部の学生や事務員らが立ち上がり、衛生環境への配慮や猫の健康管理を目的としRits
Catは結成した。餌やりの他にも、ふん処理や不妊去勢手術を行うなど精力的に活動を行い、11年冬には同大の登録団体となった。
 キャンパス内の野良猫の数が安定し、所属メンバーも100人を越えた現在では、勉強会やフリーマーケットなどを通して野良猫の殺処分の現状や管理の必要性を伝える広報活動も行っている。12月5日に同大びわこ・くさつキャンパスで開催された「第2回大学猫シンポジウム」では、Rits
Catを含む7大学の猫サークルが集まり活動報告を行った。パネルディスカッションも行われ、白熱した議論が繰り広げられた。
 金子さんは「大学内での活動が安定してきたので、これからは野良猫の現状を知ってもらうことで問題意識を喚起する活動に力を入れたい。餌やり以外にも他の活動をしていることを多くの人に知ってもらい、理解してほしい」と展望を語った。
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