関西学生野球秋季新人戦決勝戦立命館大-関西学院大が、11月28日豊中ローズ球場で行われた。立命は2回、9番佐野、1番大谷の連続適時打から2点を先制すると、3回には3番辰己のソロから3点目をあげる。5回には二死一、三塁から7番横田が3ランを放ち関学を突き放した。8回にも2番中本の適時三塁打から1点を追加し、7-0で勝利した。投げては4投手の継投で関学打線を完封。投打がかみ合った立命が、新人戦を制した。

立命 021 030 010=7
関学 000 000 000=0

【立命】◯岡本、大村、酒向、黒田-佐野、坂元勇

【関学】●山口、藤井涼、水田、上堀、谷口鷹-浅尾、秋山


本塁打:辰己、横田(立命)
三塁打:中本(立命)

二塁打:大谷(立命)

【試合後コメント】
〜立命館大・後藤昇監督〜
「予定通りですね。新人戦の収穫は2試合とも投手陣が0点に抑えたところ。今日のホームラン構成はたまたま。あれぐらいはやってもらわないと。いい投手からはなかなか打てないので、もう一つレベルを上げないといけない」

~立命館大・5回に3ランを放った7番横田啓樹選手(2・岩国商業)
「あの打席で打てなかったら交代。開き直って自分のスイングをしようと思った。チームに貢献できる一打が出ればと試合に挑んだ。長打が自分の持ち味。来年試合に出れるように、自分のスイングができるようにやっていきたい。4年生を中心にチームは強かった。それに負けないよう個人でもチームでも挑んでいきたい。目標はレギュラーをとること」

〜関西学院大・伊藤益朗監督〜
「ホームランで点差をつけられたのが痛かった。3対0で終わっていたら集中を切らさずにいけたと思う。6対0でポンといかれてしまい、チームの集中力をつくりにくかった。(投手陣について)力不足。昨日は一人でいけた。今回はもとから苦戦を覚悟していた。継投については早めにと思っているがホームランで点をとられ仕方なかった。多くの人が試合を経験できたのが収穫。課題は個人個人にある」