梅花女子大の学生が企業とコラボして作った“さばだし”ラーメンが「とろさば料理専門店 SABAR」で10月1日から販売されている。サバ専門店「鯖や」のサバを使ったスープと、中華麺などを製造販売する「北海」の麺を使用。学生は野菜の具材とネーミングを考案し、2種類のラーメンが完成した。

「〜魅惑の香り〜サバ美人ラーメン<塩>」は、サバチャーシューと大きめに切ったしそ、千切りのみょうがが盛りつけられ、あっさりとした味に仕上がった。「〜魅惑の香り〜サバスチャンラーメン<しょうゆ>」には、しょうゆ味のサバチャーシューともやし、メンマ、ネギ、キクラゲがトッピングされている。試食会に参加した学生などのアンケートによって、学生や鯖やが考案した20種類以上の具材の中から選ばれた。

 企画に関わった学生は1、2、4年生各4人の計12人。企画に携わった中村貴美佳さん(同大・4年)は「『おいしい』と思うトッピングを考えるのは難しかった。自分たちのアイデアが世に出ていくことは幸せ」と話す。

考案されたラーメンは、大阪や京都をはじめとするSABARの7店舗で食べることができる。また、12月中旬から下旬にかけて万博記念公園(大阪府吹田市)で行われる「ラーメンEXPO2015」にSABARが出店するという。今回作った「〜魅惑の香り〜サバ美人ラーメン<塩>」も販売される予定だ。中村さんは「老若男女問わず、多くの人に食べてほしい」と笑顔を見せた。