関西学生野球秋季リーグ戦第7節近畿大-京都大の1回戦が、10月20日南港中央球場で行われた。近大は4回、二死三塁から8番松根の右前適時打により先制。8回には4番木村の2点適時打、9回に2番谷村の2点適時二塁打から追加点をあげ5-0で京大に先勝した。先発の畠は立ち上がりに苦しみながらも、今季4度目の完封勝利で6勝目を収めた。

近大 000 100 022 =5
京大 000 000 000=0

【近大】◯畠-山野
【京大】●大山、岩本、平田、樋川-奥山
二塁打:畠、谷村(近大)

【試合後コメント】
〜近畿大・田中秀昌監督〜
「(3回まで毎回安打を許すも)畠は後半に修正できた。春と違って走者を出してから粘れる。少しは精神的に成長したと思うが、立命戦のような大事な試合でも勝てないといけない。(来年は)彼が大黒柱。頑張ってもらわないと」

〜近畿大・畠世周投手(3・近大福山)〜
「前半は制球に苦しんだが、後半で少しは自分なりに修正できた。(今季6勝目について)初戦を任せてもらうからには5、6勝しないと優勝できないので目標ではあった。でも実感が湧かない。春より良くなった部分もあるが、大事な試合で勝てなかった。捕手、指導者と話し合って課題を克服したい」

〜近畿大・9回、2点適時打を放った谷村真選手(4・北大津)〜
「(9回の打席)持ち味のフルスイングをしていくことしか考えていなかった。ボールに逆らわずに振っていこうという意識で打席に入った。(最終節だが)下級生が4回生に有終の美を飾れるよう持っていってくれている。4年生は今までやってきたことを出して楽しんでやろうという雰囲気。明日は始めから今日の8、9回の勢いで入れるようにしたい」

~京都大・青木孝守監督~
「(先発大山について)非常に良かった。軽く怪我をしていた所が心配だったが、もう治っている様子。樋川は初登板ながら一人を打ち取ってくれた。(打線について)前半3、4回チャンスはあったが、三塁を踏めていない。9番の奥田は2安打だが、普段打っている2、3、4番を1安打に抑えられてしまった。相手が良い投手なのでこういうこともある。振れていないことはなかったが、力んでいた。素直にいっていれば打てたかもしれない。切り替えて、明日はもう1試合できるようにしたい」