◇関西大学Aリーグ第3節(18日・宝が池球技場)
●立命15-22同志社○

 伝統の一戦を制したのは同志社だった。「定期戦はフィジカルで激しいブレイクダウンの試合になると2週間前から予想してきた」。そう話す山神監督だが、序盤は両者得点を許さず動きのない試合となる。相手の隙を突いた立命がライン手前まで走るもタックルされ、またトライかと思われた同志社もFB山本のタックルで倒れる。だが後半から同志社の動きが違った。スロースタートを切り、得点を重ねる。後半11分に交代した23番吉澤が31分にラインぎりぎりで2人に止められつつも意地のトライを決め、立命を突き放す。しかし「最後のロスタイムが余計でしたね」。最後まで粘る立命が後半38分にトライ、キックゴールを決め点差を14から7に縮める。立命21番三輪が逆転を目指し走るも試合終了のホイッスルが鳴り、勝利を喜ぶ紫と白の旗が一斉にはためいた。

【試合後コメント】
~同志社・山神孝志監督~
「後半疲れが見えたところでトライがとれた。やってきた準備を具現化できた。(同立戦は)独特の雰囲気があって、堅いゲームになった。ボールが動かなかったがまあいい試合だった。立ち上がりが悪い気はしない。今日もやられてもあわててることがなかった。80分トータルでどこでやるか。前半も相手(同志社)の強いディフェンスに向かって行っていた。選手も(試合を)冷静に分析していたのでそのゲームプランで行けと」
「(この試合結果は)勝利として大きい意味を持つ。やっぱり必ず勝っていかなければ優勝できない。一戦必勝。勝ち切ったということで価値ある勝利だ」