【野球】関学 2度目の延長戦制し勝ち点2
関西学生野球秋季リーグ戦 第6節 関西学院大-同志社大の3回戦が、10月16日南港中央球場で行われた。試合は関学中内、同志社柏原の投手戦となり、両チーム無得点のまま延長戦へ。12回、関学は1番近本が中前安打、2番織田が四球を選び二死一、二塁と好機をつくる。同志社は3番手福島から昨日完封勝利をあげた平尾奎にスイッチし、打席には3番片山。2球目を弾き返して適時二塁打とし、一回戦に続いて決勝点をもたらした。その裏を2番手の長谷が締めて試合終了。熾烈な投手戦を制した関学が勝ち点をもぎとった。
関学 000 000 000 001=1
同志社 000 000 000 000=0
【関学】◯中内、長谷–福田、仲川
【同志社】柏原、平尾拓、福島、●平尾奎–川端
二塁打:片山(関学)、辻2(同志社)
【試合後コメント】
〜関西学院大・竹内利行監督〜
「(決勝打について)昨日完封された平尾奎投手への仕返しができた。試合はチャンスがあっても一打がでないうちのパターン。バントミスや走塁ミスもあったが片山が全部カバーしてくれた。先発の中内はよくあそこまで投げてくれた。関関戦は独特のものがあるかが雰囲気に負けずに戦いたい。今日勝ち点を取れたので2連勝すれば2位もありえる。石田くんの30勝を阻止する」
〜関西学院大・片山翔太(1・智弁和歌山)〜
「打ったのはアウトコースのストレート。昨日完封された同じ投手(平尾奎太)だったので、絶対このチャンスをものにしようと思った。あまり三振をするタイプではないが、昨日からタイミングが取れていなかった(2試合5三振)。そんな時こそ自分を信じて思い切っていけた。関関戦は4年生が最後なのでいい形で終われるよう少しでも貢献したい」
〜同志社大・澁谷卓弥監督〜
「柏原は調子が良かった。試合としてチャンスは結構あった。アウトにはなっていたが芯で捕らえた当たりが多く、攻撃の手ごたえは感じる。中内君の走者を背負ってからの気迫がすごかった。打者の弱いところをつかれ分かっていても中々打てなかった。柏原はピンチでも踏ん張っていて、勝ち星をあげたかった。平尾奎は昨日の完封した感覚がまだ残っているかなと思って迷わずスイッチした。次の立命から点を取るのは難しいが、福島、平尾拓、平尾奎、柏原と計算できる投手はそろってきた」
〜同志社大・柏原史陽投手(4・東大阪大柏原)〜
「前回先発した関大戦は立ち上がりが悪くて初回で降板した。同じようなミスをしないように心がけた。初回に気合いを入れて臨んだ。先頭打者の一球目が一番大事だと思ってる。ピンチの場面で、以前は四球や打たれたくないなどの気持ちが出ていたが、ゆったりしたフォームでためを作って投げることを意識した。それが満塁の場面やピンチの時でも意識できて良い結果につながった。自分としては任された回を0に抑えられたので良かった。久しぶりに長い回を投げたが、あまり疲れは感じなかった。春が終わってから結果がでなくて不安な気持ちで投げていたが、今日で少し自信をつけることができた。川端やバックに助けられて0で抑えられた。今までは四球やカウント、リズムなどを考えすぎて自分で自分を追い込んでいたイメージ。カウントを悪くしても粘ることができた。真っすぐも変化球もしっかりとしたフォームで投げることを意識した。(同立戦に向けて)自分が投げるか投げないかは分からないが、最後は良い結果で終わりたい。チームも個人としても一番良い形で終われたら一番」
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