【野球】立命 2季連続の優勝決める
関西学生野球秋季リーグ戦第6節関西大-立命館大の2回戦が、10月15日南港中央球場で行われた。立命は初回、1番山足が中越三塁打を放ち、その後二死三塁とすると4番古川の左前適時打で先制に成功。3回には二死満塁から暴投で追加点を加える。6回には5番辰己が適時二塁打を放ち、リードを3点に広げた。先発の西川大は関大打線を4安打に抑え完封。3-0で関大を下した立命が、2季連続36度目のリーグ優勝を果たした。
関大 000 000 000=0
立命 101 001 00×=3
【関大】阪本大、石田、吉川-久米、高橋佑
【立命】西川大-小林
三塁打:山足(立)
二塁打:辰己(立)
【試合後コメント】
〜立命館大・後藤昇監督〜
「よかったです。西川大はプレッシャーがかかると弱い面があるが、投げ切ってくれてよかった。春の優勝後、何か上積みしないといけないということで今季は走塁をテーマにしてきた。今日の山足がホームに駆け込んだシーンにその結果が表れていると思う。嬉しかった。主将(古川昂樹選手)を中心に4年生が良いチームを作ってくれた。投手も主軸もしっかりしている。本当に勝つべくして勝てた。今年は桜井と西川の二枚看板。2人ともトップクラス。これで負けるわけにはいかんというプレッシャーもあった。大学選手権(6月)では勝てると思い込んでいて負けた。(関西地区代表決定戦に向けて)スーパーシードのところにいる。大学選手権の忘れ物をとりにいかないといけない。このチームの最後の仕上げ。気を抜かずにいきたい」
〜立命館大・古川昂樹主将(4・立命館宇治)〜
「優勝して嬉しいのは嬉しい。優勝はしたけど、同志社戦、代表決定戦に向けてさらに気を引き締める。(先制打の場面)1番の山足が三塁打で出塁して2番3番と返せなかったので、大きいのではなくコンパクトに狙って行った。チームとしては春よりひと回りもふた回りも成長している。試合はまだまだ続く。リーグ優勝が最終目標ではない。あくまでも通過点。一戦一戦、一球一球に気を引き締めて行きたい」
〜立命館大・西川大地投手(4・高知)〜
「優勝投手は嬉しい。後藤監督に『ペース配分を考えて投げろ』と言われていたので最後まで投げるつもりでいた。(途中ピンチを招いた場面)3点を貰っていたのに1点もあげたくないと、自分で考えすぎていた。大胆にいけばよかったが完封を考えていた。(7回の四死球について)1点を取ってくれた後で力みがあった。昨日は桜井が延長の試合を完投していて、今日は自分で全部投げようと思っていた。(次の戦いに向け)リリーフかもしれないが、自分の与えられた場所でしっかりやっていく」
〜立命館大・山足達也選手(4・大阪桐蔭)〜
「昨日7打席打てていないし調子は全然良くなかったが、切り替えて一打席目に集中できた。初回に1点とれて良かった。(3回の攻撃、暴投の際の本塁生還について)盗塁だけではなく隙を狙っていた。ミスにつけ込んだ方がダメージを与えられる。際どいタイミングだったが反応でいった。オープン戦からアウトになってもいいから走ることを心がけていた。春秋2連覇は嬉しい。春は大学選手権1回戦負けで、立命に全国では負けるイメージがついているかもしれない。今度は上まで行きたい」
〜関西大・早瀬万豊監督〜
「打てなかったの一言です。(昨日と合わせて)23イニングで1点。チャンスが全く無かった訳ではない。あと一本出ていれば展開が変わっていた。ずっとそこを課題として取り組んできたが、西川君はそういう時こそ良い球を投げてきてやられてしまった。守る方はバッテリーを中心にそれなりにやってくれた。(6回の石田投手の継投について)流れを変えるには彼しかいない。行ける状態ということで出した。最終節の関関戦は独特なものだと思っているし、4年生にとって最後の試合。しっかりと取り組んできた良い面を出せるようにしたい」
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