関西学生野球秋季リーグ戦第6節関西学院大-同志社大の1回戦が、10月14日南港中央球場で行われた。関学は3回、先頭の1番近本が左越二塁打で出塁、犠打で一死三塁とすると3番片山が中前適時打を放ち先制。しかし5回、同志社先発福島の適時打から同点に追いつかれる。その後両者無得点のまま迎えた12回。一死から2番川崎が死球で出塁すると、片山の左中間を破る適時二塁打で勝ち越しに成功。投げては4投手の継投で同志社に反撃を許さず、関学が2-1で先勝した。

関学 001 000 000 001=2
同志社 000 010 000 000=1

【関学】中内、長谷、重田、○後藤田-仲川
【同志社】福島、●平尾拓-川端
二塁打:近本、片山(関学)、佐藤晃、川端(同志社)

【試合後コメント】
〜関西学院大・竹内利行監督〜
「片山さまさま。4回まで7安打出ているのにチャンスで1本が出ない、関学パターンだった。投手は曲がりなりにも1点に抑えてくれた。負けたら5位転落という試合で意地の出し合いだった。明日につながる試合ができたと思う」

〜関西学院大・片山翔太選手(1・智弁和歌山)〜
「(12回の決勝打)打ったのはスライダー。絞っていた。竹内監督からは後ろに4番の松原がいるから気負わず思い切っていけと言われていた。小さい頃から5番などを任されていたのでチャンスバッティングを心がけている。秋はチャンスで打てていなかったので、こういう場面で打てて嬉しい。少しは成長したかなと思う。これからもチャンスで1点取ってチームに貢献していきたい」

〜同志社大・澁谷卓弥監督〜
「勝ちたかった。向こうの中内君がとばしてきてて、序盤は球速に負けていた。バント失敗などで走者を送れなかった。狙い球をしぼっていたけど、後一本がでなかった。福島は球数も多かったし左投手が準備できていたからスイッチした。投手陣全体としては自責点が少なくなってきていて、以前より断然良くなっている。(川端のホームラン性の当たりの二塁打について)距離はいってた。もう少しレフト寄りなら。勝ちきる時はあれが入ってる」

〜同志社大・川端晃希主将(4・大阪桐蔭)〜
「(決勝打を打たれた片山について)試合前から要注意人物の一人として警戒はしていた。うまく打たれて向こうの方がうわてだった。そこまで気にすることはない。投手陣は要所を抑えてるが、死球などのミスが多い。ピンチを作らないようにしないと。(一敗なので)まだ完全に負けたわけじゃない。2連勝して勝つだけ」