神宮満たす学生パワー 京都の魅力発信
第13回京都学生祭典が11日、平安神宮前・岡崎公園一帯(京都市左京区)で開催された。ことしのコンセプトは「京都があなたを魅了する」。新たな取り組みも行い、京都の魅力を発信する祭典となった。
1300人を超えるおどり手による「京炎 そでふれ!」で幕を開けた。色とりどりの衣装に身を包んだおどり手が、迫力あるパフォーマンスを披露。神宮道一帯を彩った。また、ことしは第5回で作られて以来、祭典のシンボルとなっていた「京炎みこし」が4年ぶりに復活。和太鼓やマーチングを交えてパレードを行った。

ことしは特に「国際化」に力を入れたという。学生らが出店した模擬店には、京都の食材を用いて作った海外の料理が並んだ。また、実行委員会として活動する留学生もいたほか、各種企画にも留学生が参加していた。
例年の平安神宮境内ではなく、神宮道北側で行われた「Grand Finale」は、4年ぶりに開催した音楽コンテスト企画「Kyoto Student Music Award」の優勝団体による演奏でスタート。京都の学生が海外の民族衣装、留学生が着物を着てのファッションショーも行い、国際色も取り入れた。最後には、来場者も踊れる簡単な振り付けでの「京炎 そでふれ!総おどり」を行い、祭典を締めくくった。
閉幕後、実行委員長の堀瀬奈央さん(京都女子大・3年)は「みんなであきらめずにやってこれてよかった」と振り返った。また、「学生のパワーでここまでできるということを、もっと多くの人に感じてほしい」と、祭典のさらなる発展に期待を込めた。
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