関西学生野球秋季リーグ戦第5節関西学院大-近畿大の2回戦が、10月5日南港中央球場で行われた。関学は4回に2点を先制、その裏逆転を許すも8回の7番森中の左越ソロで同点とする。延長10回には、6番赤川の右中間を破る適時三塁打で逆転に成功。しかしその裏近大1番木村に同点打を放たれ試合はふりだしに。迎えた12回、二死満塁の場面で1番中西雄が2点適時二塁打を放ち試合を決めた。関学が6-4でシーソーゲームを制し勝ち点の行方を3回戦以降に持ち越した。

(延長12回)
関学 000 200 010 102=6
近大 000 300 000 100=4
【関学】中内、◯長谷、重田-福田
【近大】伊波、横山、越智、畑木、●山口-山野
本塁打:森中(関学)1号
三塁打:中内、赤川(関学)
二塁打:中西雄(関学)、松根(近大)

〜関西学院大・竹内利行監督〜
「勝ったと思ったら追いつかれる、うちの悪いパターンだった。最後はよく打ってくれたと思う。意地を見せてくれた。明日は粘って1パーセントでもおこぼれをもらう。しがみついていきます」

〜関西学院大・12回、決勝打を放った中西雄大(2・今治西)〜
「勝ってこのメンバーで神宮に行きたいと思っていた。『打ってやろう』という気持ちで打席に入った。真っすぐ1本に絞って、このチャンスを掴めるように打った。(決勝打について)嬉しかったです。明日も出られたら集中して、良い場面で打てるようにしたい」

〜関西学院大・8回、同点の本塁打を放った森中健太(2・大阪桐蔭)〜
「(本塁打の場面)入るとは思っていなかったが、完璧にとらえてはいた。一塁に向かっている時ベンチから歓声が聞こえ、入ったとわかった。めちゃくちゃ嬉しかったです。自分の強みはフルスイング。今日も出来ていたと思う。明日出ることになったら4年生の分まで、中途半端なプレーはしたくないです」

〜近畿大・田中秀昌監督〜
「4回の逆転、10回で同点に追いつけた場面は選手たちは頑張ってくれたと思う。最後は力がなかった。敗因は打てない、抑えられない点。山野は昨日良かったので5番に上げて今日もよく打ってくれた。ピンチの連続でもねばれないといけない。明日があるので切り替えて頑張ります」

〜近畿大・4回、逆転の2点適時打を放った山野雅之捕手(3・桜宮)〜
「(4回の逆転打の場面)カウント有利な場面で、狙っていた甘い球がきたので思いっきり振った。10回のチャンスで決めきれなかったのは悔やんでいる部分。流れが相手にいってしまった。投手陣は打者有利のカウントにしてしまったので苦しんだ。もう負けられないので勝つことしか頭にないです」