【野球】関大 京大に先制許すも4点差で先勝
関西学生野球秋季リーグ戦第5節関西大-京都大の1回戦が、10月4日南港中央球場で行われた。関大は初回に2点を奪われるも、3回には京大の守備の乱れなどから走者一、三塁とし併殺の間に1点を返す。5回には先頭の1番杉森が二塁打で出塁、犠打で一死三塁とすると、3番西田尚の適時打で同点とする。6回には、一死一、二塁から8番代打杉本の左前適時打で逆転に成功。続く9番石田、3番西田尚の適時打と野選からこの回一挙4得点と京大を突き放す。さらに9回にも8番高橋佑の適時打から1点を追加、7-3で京大に先勝した。先発の石田は初回に2失点し、7回8安打を許すも要所を締める投球で今季5勝目(大学通算29勝目)をあげた。
関大 001 014 001=7
京大 200 000 010=3
【関大】○石田、吉川-久米、高橋佑
【京大】大山、●宇納、小林、平田、岩本-奥山、小山泰、村山
二塁打:西田尚、安井、杉森(関)、中里、佐々木(京)
〜関西大・早瀬万豊監督〜
「なんとかですね。(石田について)投手はいつも良い状態なわけではない。その中で抑えないといけないが、今日は四苦八苦していた。試合は作ってくれた。京大さんには石田が投げているときはちょくちょく打たれている印象。きっちりコンパクトに打ってくる、いやらしい打線だと思う。(逆転打の)杉本はOP戦から調子がよく開幕からも3試合つかっていた。選球眼も良い。変化球の多い投手なのでなんとか対応してくれるかなと思った。粘りながら上手く打ってくれた。うちはまだ簡単に連勝できる力はない。2勝1敗でも勝ち点をあげられるようにしたい」
〜関西大・石田光宏投手(4・近江)〜
「体のバランスを意識し過ぎるあまり、気が散ってストライク先行にできなかった。球も上ずっていたが、意識せずに投げたら良くなったので次につながる投球ができたと思う。初回に点をとられても返せるかなと思い気持ちに余裕あったが、2点とられたのは反省点。明日気持ち良く勝って立命戦には万全の状態で臨みたい」
〜京都大・青木孝守監督〜
「失点に絡む2度の守備のミスが大きかった。(関大と比べ)自力の差は歴然としているが、今日の試合だけでいえば力の差はなかったように思う。ミスがなければもしかしたら勝てたかもしれない。投手陣は球が少し高かった。打撃陣が石田君から2桁(11安打)打てたのは大したもの。(4安打の)森本は立命戦の前からバットが振れていた。攻撃重視の布陣にした。石田君から2点はとれないだろうと思っていた。運良くとれたのでムードは良かったが、結果として自分たちのミスで(得点を)献上してしまった。残念です」
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