【野球】関大 6番手塚が決めた 接戦制し勝ち点2
関西学生野球秋季リーグ戦第4節関西大-同志社大の3回戦が、9月28日ほっともっとフィールド神戸で行われた。両チーム譲らず0-0で迎えた9回。関大は一死から2番多田が三塁打を放つと、3番西田尚、4番小池が敬遠され満塁に。5番代打古川が一邪飛に打ち取られ二死となり打席には6番手塚。左中間へのあたりが2点適時二塁打となり待望の先取点をもぎとった。9回裏を先発の石田が三人で抑え試合終了。2-0で関大が接戦を制し、勝ち点2を獲得した。石田は1回戦に続く完封で今季4勝目を収めた。
関大 000 000 002=2
同志社 000 000 000=0
【関大】○石田-久米
【同志社】●福島-川端
三塁打:多田(関大)
二塁打:手塚(関大)
【試合後コメント】
〜関西大・早瀬万豊監督〜
「(多田の三塁打について)一番大事なところで打ってくれた。(手塚について)もともとしぶとい性格で、なにかやってくれると思っていた。石田は今日は一段と粘り強く投げてくれた。なんとか勝ち点2をとれた。立命みたいに破壊力はないが、リーグ戦をなんとか団子状態にもっていきたい」
〜関西大・決勝の適時二塁打を放った手塚悠也(4・育英)〜
「手応えはあまりなかったが、レフトがだいぶ前に来ていたのでなんとかいってくれと思っていた。チャンスの場面だが、気負うタイプではないのでいつもどおり打席に入った。石田が頑張っていたので早く点をとりたかった。昨日守備でミスをしているので取り返したい気持ちもあった。『一戦一戦を全員で戦う』自分たちの野球ができていると思う」
〜関西大・完封勝利を挙げた石田光宏投手(4・近江)〜
「今日はいつも以上に丁寧に投げた。福島との投げ合いで、想像以上に苦しいゲームだった。変化球を織り交ぜて打たせてとるピッチングを心がけた。京大戦もいつもと同じように、初戦しっかりと取っていきたい」
〜関西大・多田桐吾選手(1・明徳義塾)〜
「(三塁打について)どうしても出塁したい場面。セーフティという選択肢もあったが、長打が欲しいと思った。ノーツーになり打っていけというサインが出て打った。大学に入り、大事な場面で力を発揮できるようになってきている」
〜同志社大・澁谷卓弥監督〜
「1、2番の出塁がなかった。向こう(石田投手)の調子は良くなかったけど、コーナーを丁寧につかれてやられた。ストライクを取ってくる変化球を狙うように指示したが、打てなかった。福島は粘って9回までいったけど勝負所でやられた。チーム自体はそんなに悪くない。優勝がほぼなくなったので、次の関学戦にどこまでモチベーションを上げられるか。ずっと5位が続いてるのでAクラス、3位以内を目標に頑張る」
〜同志社大・福島孝輔投手(1・大阪桐蔭)〜
「一戦目も負けて、チームを勝利に導けなかった。先に点をやらない気持ちで粘り強く投げようと意識した。今日はフォークを軸にした。9回の打たれた場面はチェンジアップのサインだったけど、一番自信のあったフォークを選択して腕を振って投げた。とらえられるイメージは全くなかったけど、結果は打たれてしまった。自分たちの力で優勝することはできなくなった。今後はとにかく、一生懸命試合に臨む」
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