「京都国際マンガ・アニメフェア2015」(以下、京まふ)が9月19、20日の2日間、京都市勧業会館(みやこめっせ)で開催中だ。50社を超えるマンガ・アニメ関連企業・団体が出展する中、関西の大学も多彩な企画で京まふに参加している。

 大阪電気通信大デジタルゲーム学科のブースでは、CGの世界が体験できる。参加者は「エネルギー波」や「ラブリーシャワー」などのCGエフェクトを1つ選び、緑のスクリーンを背景に撮影。選んだCGと参加者が合体した缶バッジがプレゼントされる。他にも、今年の春にリリースされたiOS用アプリ「コトノハノキセキ」の試遊や、学生制作映画のメイキング映像が展示されている。

 学生が目の前で絵を制作する「ライブペインティング」のブースを出しているのは京都嵯峨芸術大。キャンバスに下描きをし、アクリルを使ってその場で絵を仕上げる予定だ。即興で決めた絵のテーマは「ハロウィン」。作品を手がける吉田有花さん(京都嵯峨芸大短大・1年)は「いろんな人に見られながら絵を描くのはとても緊張する」と照れながら話した。

 京都精華大のブースでは、主に卒業生の作品を紹介している。アニメ化やコミカライズされた作品などをその場で読むことができる。また、京まふ第2会場の京都国際マンガミュージアムでは、江戸時代の絵画の流派である琳派とキャラクターがコラボレーションした「琳派オマージュ展」が行われている。「琳派オマージュ展」は11月3日までの開催。

【写真】大阪電気通信大のCG体験(撮影=山﨑祐貴)
【写真】大阪電気通信大のCG体験(撮影=山﨑祐貴)
【写真】ライブペインティングをする京都嵯峨芸術大の学生(撮影=山﨑祐貴)
【写真】ライブペインティングをする京都嵯峨芸術大の学生(撮影=山﨑祐貴)