7月、韓国・光州で開催される大学生のオリンピックとされる第28回夏季ユニバーシアード。関西からも多くの大学生が参加する。大阪成蹊大の陸上部に所属している山内愛さんもその1人。
 中学生のころ投てき競技を始めると、すぐにその才能を発揮。砲丸投げの全国大会で優勝した。それでも、「自分がこれから先も成長するためには、新しいことをしないといけない」と高校を卒業すると、大阪成蹊大の顧問に誘われ、地元神奈川県を離れ単身で大阪成蹊大に進学した。
 大阪成蹊大に入学すると、その才能はさらに開花。関西インカレではやり投げの部で優勝し最優秀選手賞も獲得すると、さらに日本一を決める第98回日本陸上選手権大会では3位となった。
そしてユニバーシアードの代表を決める第49回織田幹雄記念国際陸上競技大会では勝利を収めたものの、次の大会では敗れてしまい、選ばれるかどうかは五分五分だったという。だからこそ顧問の先生から電話で選出を聞いたときは、「単純にうれしかった」と笑顔で話した。
 「(目標は)決勝に残って、世界の舞台で勝ちたい」と世界で戦う女子大生は語った。これからの彼女の活躍から目が離せない。