vol.256 イマドキ大学生 マストアイテムはキックボード?
大阪市立大のキャンパス内を、キックボードで移動する学生たちがいる。大阪市大において自転車利用に対する規制が厳しくなる中、キックボードの普及を狙う「大阪市立大学キックボード普及委員会」だ。
大阪市大では現在、自転車での通勤・通学は認められているが、指定の駐輪場に止めなければならず、キャンパス内での利用は認められていない。また、駐輪には自転車登録が必要で、登録料も支払うことになっている。今年4月から実施された自転車の入構禁止に対して不満を感じる学生はいた。しかし、抗議を行っても結局聞き入れられることはなかったという。キャンパス内の一部には、自転車の通行を遮るバリケードのようなものも設置されている。
「学生側から何か運動をしたい」と考えた村尾一樹さん(大阪市大・4年)は、キックボードに着目。自転車以外で移動手段となり、多くの学生に関心を持ってもらえるのでは、と考えた。「大阪市立大学キックボード普及委員会」というTwitterアカウントを作成し、キックボートの利用を呼び掛けている。キックボード普及委員会のメンバーは、普段からキャンパス内をキックボードで移動。キックボードの魅力を発信している。
メンバーは現在10人ほどだが、今後は人数を増やしていき、パフォーマンスや大学祭への参加などを考えているという。「歩くよりも断然速いし、遊び要素があって自転車よりも楽しい」とキックボードの魅力を語る村尾さん。キックボードの行き交うキャンパスが実現する日は来るのだろうか。
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