【ラグビー】同志社 早稲田にわずか1点及ばず
1Gの差に泣く

◇第51回全日本ラグビーフットボール選手権大会 セカンドステージ第2戦(21日・近鉄花園ラグビー場)
●同志社大17ー18早稲田大○

 あと一歩だった。12-18で迎えた後半38分、モールを押し込んだトライで1点差に迫るも、WTB宮島のゴールキックは惜しくも外れ逆転ならず。2連敗の同志社はセカンドステージでの敗退が決まった。

 「勝ちきれなかった」「あともうちょっとだった」。試合後の山神監督の口からそんな言葉が漏れ出た。トライ数は早稲田を上回った。スクラムでもPR才田の強行出場もあって安定感を取り戻した。それでも勝てなかった。

 後半38分、ゴールライン前でラインアウトを得る絶好のチャンスからモールで押し込み、最後はFL田淵がトライ。1点差。ゴールキックはWTB宮島。決めれば逆転となるこのキックはゴールポスト前に落ちてしまう。わずか1点が遠かった。

 ゲームプランはうまくはまっていた。早稲田のFB藤田をうまく密集に巻き込み、無力化。デフェンスでも2人目の寄せをもう1秒早くするよう心掛けた。だが、すきを突かれてトライを奪われた。山神監督は「80分気を抜かないようにしないと関東のチームには勝てない」と話した。

 東海大、早稲田大に2連敗。準決勝進出はならなかった。それでもキャプテンの田淵は「早稲田相手にこれだけやれたのは後輩にとっては良い経験」と話す。来年は、同志社が大学選手権に旋風を巻き起こす。