◇第63回全日本大学サッカー選手権大会準々決勝(12月16日 Shonan BMWスタジアム平塚)

<関西学院大(関西第3代表)1-0仙台大(東北代表)>関学が4強入りを決めた。11分、公式戦4試合ぶりに先発したMF森のゴールで早々にリード。後半に入ると攻め込まれる時間が続いたが、GK村下を中心に踏ん張り、逃げ切った。関学は18日、準決勝で阪南大(関西第1代表)と対戦する。

◎いまだ失点ゼロ 堅守光る

 生きるか死ぬかのトーナメント戦。1点リードで迎える終盤戦ほど緊張を強いられる場面は無い。守備を捨てて猛攻を仕掛ける仙台大の勢いに押された。降りしきる冷たい雨に体力も奪われた。しかし、主将のDF福森は「うちらは練習から非常にタフにやっている。こういうときこそ、力を出す自信があった」。

 欲しかった2点目が遠いとなれば、82分には交代でDF岡山を投入した。さらにMF小幡ら攻撃陣も自陣深くまで戻り、守りに加勢。徹底的に逃げ切りを図った。「内容が悪くても勝ちにこだわらなくてはいけないというのは、1年間言い続けてきたこと」(福森)。

 大会を3試合終え、いまだに無失点。後ろが安定しているチームは、たとえ望み通りの展開にならなくとも、巧みに勝ちきれる。

【前半】関学1-0仙台大
【後半】関学0-0仙台大
【試合終了】関学1-0仙台大
【得点】関学:MF森(11分)

▼その他の関西勢結果(準々決勝)
阪南大(関西第1代表)2-1早稲田大(関東第4代表)
びわこ成蹊スポーツ大(関西第2代表)1-1[PK6-5]福岡大(九州第2代表)
大阪体育大(関西第4代表)1-1[PK3-5]流通経済大(総理大臣杯優勝校)

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