◇第63回全日本大学サッカー選手権大会1回戦(12月11日 江戸川区陸上競技場)

<関西学院大(関西第3代表)3-0IPU・環太平洋大(中国第2代表)>優勝候補の一角として挙げられる関学が環太平洋大を寄せ付けず、初戦を突破。MF徳永のミドルシュートで先制に成功すると、オウンゴールとPKで加点した。関学は14日、2回戦で鹿屋体育大(九州第1代表)と対戦する。

◎徳永 先制ミドル「イメージ通り」

 「全国の1回戦はいつも固くなる」と成山監督。立ち上がりからボールがつながらず、なかなかチャンスが生まれない。もどかしい展開で迎えた23分、徳永が強烈なミドルで手詰まり感を払しょくした。こぼれ球をフリーで拾ってからのダイレクトシュートは「うまくミートできて、思った通りのコースにいってくれた」。

 全日本大学選抜でもプレーする司令塔は、11月23日のリーグ最終節で今季初めてメンバー外に。この日も控えの予定だったが、同じボランチのMF出岡が試合前日の怪我で出場を回避。徳永には直前になって、スタメンでの出場を言い渡された。試合では先制弾のほか2点目でも起点となる大活躍。「自分にこれだけできるというのを見せたかった。良いアピールになったと思う」と笑顔で振り返った。

◎鹿屋体大との再戦 リベンジ誓う

 2回戦の相手は鹿屋体大。昨季のインカレ準々決勝では、終盤の2失点で勝ち越しを許し、涙をのんだ。2年連続の対戦は、悔しさを晴らす絶好の機会になりそうだ。主将のDF福森は「借りを返したい気持ちは強く持っている」と闘志を燃やしていた。

【前半】関学2-0環太平洋大
【後半】関学1-0環太平洋大
【試合終了】関学3-0環太平洋大
【得点】関学:MF徳永(23分)、OG(38分)、FW呉屋(71分=PK)

▼その他の関西勢結果(1回戦)
大阪体育大(関西第4代表)3-1北陸大(北信越第1代表)

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