◇関西学生サッカー後期リーグ第10節(11月15日 ヤンマーフィールド長居)

<関西学院大1-2大阪産業大>関学の6連勝が止まった。42分に先制されると66分にも追加点を許す。後半アディショナルタイムにFW呉屋のゴールでなんとか1点を返すも反撃はここまで。攻守両面に課題を残す結果となった。

 この日の関学にはいつもの気迫がなかった。1部リーグ残留のために死にもの狂いでプレーする大産大に対して、すでにインカレ(全日本選手権)の出場を決めている関学は42分、66分とミスから失点。「試合の入り方がよくなかった。90分を通して相手のペースでやらせてしまった」とこの日キャプテンマークを付けて出場したMF小幡は悔しさをにじませた。

 「前節で阪南大の優勝が決まり、チームの気持ちが切れてしまっていた」。試合後の成山監督は選手たちよりも悲痛な面持ちだった。「2点を先制された後でも、今日は逆転して絶対に勝ってやるという気持ちが全くなかった」。

 最終節の相手は今季圧倒的な力を見せる王者阪南大。成山監督は「今日のままにはさせない。相手は関係ない。阪南大戦は根本に立ち返って自分たちが何のために大学でサッカーしているのかをみんなが意識してプレーする」と強い口調で語った。

【前半】関学0-1大産大
【後半】関学1-1大産大
【試合終了】関学1-2大産大
【得点】関学:FW呉屋(※90+3分) 大産大:FW中島(42分)、DF本屋敷(66分)
(注)得点時間の※はアディショナルタイム

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