【サッカー】関学 怒濤の猛追
◇関西学生サッカー後期リーグ第8節(11月1日 高槻市立総合スポーツセンター)
<関西学院大5-1京都産業大>優勝に望みを残す関学が猛烈な追い上げを見せている。2試合連続の大量得点による快勝で2位に浮上した。DF福森のヘディングシュートで先制すると立て続けにゴールを挙げ、19分までに3点リード。後半にもカウンターから2点を追加し突き放した。シーズンを4位以内で終えることが決定し、インカレ(全日本選手権)の出場が確定した。
序盤から3点を奪ったことにも驚きはなかった。攻撃力の高さは今に始まった話ではない。後半、押される展開で逆に2点を追加したことの方が、関学の真の実力を感じさせる。
点差が広がっても、圧勝ムードは漂っていなかった。むしろ、3点をリードした後の主導権は完全に相手に渡っていた。そして、42分に失点――。
選手らは冷静だった。「相手が前がかりになるのは分かっている。そういう時のカウンターは関学の武器」(FW呉屋)。
後半開始して間もなく、4点目が生まれた。GK村下のパントキックは右サイドのMF森へ。一気にドリブルで加速した。ラストパスが呉屋に渡り、DFを1人かわしてシュート。攻守が切り替わってから、あっという間に攻めきった。5点目も同じように森が速攻の起点となり、中央で受けたMF小幡が決めた。
流れが悪くても得点につなげられる強さを証明した。それでも小幡はリードしてから気持ちのゆるみがあったことを指摘する。「うまく4点目を取れたからよかったけど、あそこでもし1点差にされていたら問題。紙一重だったと思わないと」。逆境に強いチームは、向上心を忘れない。
【前半】関学3-1京産大
【後半】関学2-0京産大
【試合終了】関学5-1京産大
【得点】関学:DF福森(11分)、FW呉屋2(16分・50分)、MF徳永(19分)、MF小幡(63分) 京産大:FW木匠(42分)
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