◇関西学生サッカー後期リーグ第5節(10月12日 三木総合防災公園陸上競技場)

<関西学院大1-0大阪学院大>序盤から攻め続け、30分にFW呉屋のゴールで先制に成功。守備ではほとんどチャンスを与えず、安定した試合運びで勝ち点3を手に入れた。

 珍しく攻撃がさえなかった。ドリブルで突破を図れるMF泉は不在。縦への仕掛けが少なくなると攻め手を欠いた。後半になると好機を逃し、カウンターを浴びる場面が増えた。

 その分、守備が際立った。DF井筒とDF前川の両センターバックを中心に体を張って相手の侵入を食い止め、ピンチの芽を摘んだ。

 5月3日の前期第5節以来、およそ5カ月ぶりの完封勝利。攻撃陣の爆発に助けられる試合が続いていた中で、守備陣の安定が関学にもたらす報いは大きい。主将のDF福森は「まだ納得はしていないけど、みんなが前後半しっかり守れていた」。

 たたかれてもたたき返すチームから、たたく隙すら与えないチームへ。関学の進化が止まらない。敗れた大院大の藤原監督がつぶやいた。「あれだけ強い相手なら、こうなるのも仕方ないでしょう」。

【前半】関学1-0大院大
【後半】関学0-0大院大
【試合終了】関学1-0大院大
【得点】関学:FW呉屋(30分)

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