アップテンポな洋楽に合わせてパワフルな歌とダンスを練習する立命館ミュージカルサークル。「鏡を見て、笑って」と声掛けをするメンバーの前に講師はいない。サークル設立からレッスン、舞台出演まで、全て自分で行ってきた彼女たちの原動力に迫る。

 

立命館ミュージカルサークルは2014年4月に結成。会長の林理恵さん(立命館大・1年)が入学してすぐだった。もともと他大学で全編英語のミュージカルサークルに所属していた彼女。立命館大へ入学することになり、ミュージカルサークルを探したが存在しなかった。「自分でサークルを作ってミュージカルを演じたい」。強い思いが沸き起こった。AmebaブログやTwitterでミュージカルサークル設立のためのメンバーを積極的に呼びかけた。

設立当初は3人しかいなかったメンバーも今や8人に。立命館大の他に同志社大、大阪女学院大の部員で構成されている。サークルを作りたいという思いをSNSで発信し続けた成果だ。最近は活動内容も発信し、興味を持った学生が見学に来ることも。

現在は週3回、中京青少年活動センター(京都市)で活動中だ。柔軟、筋トレ、発声練習、ダンスの練習まで、メンバー同士が確認をし合って行う。前の大学で林さんが所属していたミュージカルサークルの先輩に歌唱や演技指導を受けることもあるが、「全員ミュージカル初心者でわからないことも多い。大学の助成金申し込みや練習の場所取り、宣伝を全て自分たちが行うのはなかなか大変」と林さん。新たなサークルを一から作る苦労と不安を抱えつつも、9月12日に行われた枚方公園青少年センター(枚方市)のファッションショーでダンスや歌を初めて披露。自分たちが立ち上げたサークルの初舞台なだけに、感慨もひとしおだ。

今後は12月中に立命館大の学生に向けて、さらに2月16日から3月6日の間に衣笠保育園で園児に向けてミュージカルを披露することも予定している。「誰でも楽しめるミュージカルを演じることができたら」と林さんは目を輝かせた。「好きなミュージカルをいろんな人に知ってもらいたい。興味を持ってもらうきっかけを自分たちが作っていく」。いつかはミュージカルの魅力の発信源となるサークルへ。活動を続けていく彼女たちから目が離せない。(聞き手=西井理紗)

 

立命館ミュージカルサークルに興味を持たれた方は

Twitterアカウント→https://twitter.com/janne2488
Amebaブログ→http://s.ameblo.jp/roseorchard2488
メールアドレス→rits_musical@yahoo.co.jp まで!

vol.221