【サッカー】関学 110分の死闘、PKに散る
◇第38回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント準決勝(2014年8月15日 キンチョウスタジアム)
<関西学院大(関西第1代表)0-0[PK3-4]流通経済大(関東第5代表)>関学が流経大に敗れ、決勝進出を逃した。0-0で迎えた延長でも均衡は破れず、決着はPK戦に。流経大が全員成功させた一方、関学は1人目のFW呉屋と5人目のDF福森が失敗した。
もう少しでゴールを割れそうな雰囲気もあった。でも、「時間切れ」。延長戦の終わりを告げる笛の音は、そんな響きだった。
初めての準決勝の舞台。昨季優勝で場慣れした流経大とは対照的に、関学は空気に飲まれた。「怖がったところは大いにあった。全然(自分たち)らしさが出なかった」(成山監督)。常に2枚、3枚とマークがついた呉屋は決定的な仕事をさせてもらえず。中盤からの縦パスも塞がれ、攻撃は機能不全に陥った。
チャンスらしいチャンスが生まれ始めたのは、途中出場のMF森らが前線でボールを触れるようになってから。85分にはMF小林がバー直撃のシュートを放った。だが、90分、あるいは110分で試合を決めるには、エンジンがかかるのはあまりにも遅すぎた。「PKもそうだけど、その前に決めきれなかったのが負けた原因」。呉屋は肩を落とした。
「誰よりも選手たちが悔しさを感じている」と主将の福森。今季の公式戦19戦目にして初の黒星となった。これまでの18戦も、簡単に勝てた試合の方が少ない。時には逆境に立たされても苦しみもがき、そして劇的なゴールを奪ってきた。19戦目もやったことは同じだった。しかし、あと一歩が遠かった。
【前半】関学0-0流経大
【後半】関学0-0流経大
【延長前半】関学0-0流経大
【延長後半】関学0-0流経大
【PK戦】関学3-4流経大
【試合終了】関学0-0流経大
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