第二言語は「日本手話」
関西学院大人間福祉学部では、言語科目の1つとして「日本手話」を開講している。毎年およそ200人の1、2年生が受講し、日本手話の話者であるろう者への理解を深める。
人間福祉学部は2008年にフランス語やドイツ語などからなる「第2言語科目」(選択必修)の1つとして「日本手話」を開講した。ろう者の文化や歴史について学ぶ「講義」と、ろう者の講師が実際に日本手話で会話を行う「実技」からなる。教育学部でも必修ではないが日本手話が開講されている。
実技は全て日本手話で行われ、音声は禁止。「ナチュラル・アプローチ」という手法を用いて、第一言語のように会話をしながら自然と身につけることを目指す。
「日本手話は日本にある少数言語として、日本人の多様性理解につながる」と講義担当の平英司さんは言う。「少数言語を使う人の立場や社会的地位もわかってほしい」と期待する。
コメントを残す