関西学生野球春季リーグ第5節、京都大−同志社大、関西大−関西学院大の2回戦が5月6日甲子園球場で行われた。延長14回まで両チーム譲らず、0−0で迎えた15回、代打大西晃の右前打で待望の初得点。1−0で関大が昨季優勝校の関学に勝利、勝ち点決定を3回戦に持ち越した。京大−同志社は先発田中の暴投で逆転を許し、京大は1−2で同志社に敗れた。

 1回戦、関学に大差で敗れた関大は「負けた悔しさをぶつけたい」と臨んだ。応援団や吹奏楽、チアリーダーらの盛大な応援の中、先発の畑瀬は14回の降板まで関学打線を無得点に抑える奮闘を魅せる。自身の誕生日ということもあり、「(勝って)自分にご褒美をと思っていました」と話す。

 投手戦となった今試合。「打線もチャンスを作ってくれたので頑張れた」と畑瀬は話す。関大は10回、11回、13回と勝ち越しのチャンスをつくるも活かせず、勝負は延長15回まで続いた。監督は、「(昨日の敗因である)守りはエラーなしで良かったけど……」と表情を曇らせる。「明日は打って、どんどん点を取ってチャンスを生かしていくように頑張りたい」と意気込んだ。3回戦で負けると優勝から遠のく関大。大事な試合となりそうだ。

京大  100 000 000=1
同志社 100 010 00×=2

【京大】●田中−小野
【同志社】◯大家、矢野敦、花田−川端

関大 000 000 000 000 001=1
関学 000 000 000 000 000=0

【関大】◯畑瀬、石田−久米、響
【関学】佐藤、●中内−仲川