4月25日、2016年度に予定されていた大阪府立大と市立大の統合が延期されることが正式に発表された。昨年の10月に市議会で関連議案が否決されたことに加え、新大学の設置認可申請を今年10月までに国に提出することが難しくなったためだ。両大学は統合延期の経緯と今後の対応を大学公式サイト上で発表している。

新大学創設により変更される予定だった2016年度の入試システムは、府立大では現行の4学域13学類体制で行う。市立大は6月を目途に入試科目などを公表する。同大は今後の統合スケジュールについて、公式サイト上に橋下徹市長からの通知を掲載。「府市及び両大学の4者で、新大学構想会議の意見も聞きながら協議検討していく」と書かれており、具体的なスケジュールは未定だ。[