【野球】【4月号掲載】Cross Road 投手戦国時代
例年、投高打低の傾向が強い関西学生野球リーグだが、今年はそれがより顕著。いわば「投手の時代」だ。
関学の宇都宮、同志社大の柏原、立命の桜井、京大の田中。昨季防御率1点台の投手らがさらなる成長を遂げ、打者の前に立ちふさがる。中継ぎ陣も充実しており、大量得点は望めそうにない。投手力が拮抗(きっこう)する中、いかに失点を抑えるかがポイントになるだろう。今季、勝利のために要求されるのは「1点を取る野球」。1点の重みがのしかかる。
昨季の戦力がそのまま残っていることも今季の特徴だ。そんな中不安を抱えるのが関学。これまでチームをけん引してきた山崎裕が引退。リーグ屈指の剛腕を擁するだけに、山崎の穴をどう埋めるかが連覇への鍵を握る。
守り中心のスタイルをいかに組み上げ、攻撃につなげるか。ワンプレーが勝敗を左右する。
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