あべのハルカス(大阪市阿倍野区)で今春、「ハルカス大学」が始動する。大阪大谷大、四天王寺大、大阪芸術大、阪南大の4大学のサテライトキャンパスが集結するキャンパスフロアを中心に、株式会社ワークアカデミー、近畿日本鉄道株式会社などの企業と共同したプロジェクトが行われる。

「ハルカス大学プロジェクト」は大学の授業という枠組みを越え、講座をコーディネートすることで企業と学生のマッチングを目標としている。あべのハルカスに複数の大学が集まることで、サテライトの情報発信が進む。さらに、高層ビル内のキャンパスならではの、企業と連携した実践的な授業も期待されている。

「開かれた大学」を目指しており、学びたい人は誰でも受講することができ、世代を超えた活動が可能。大学から提供された講座の他、学生の声を反映した新しい講座やイベントも視野に入れている。

4月から6月にかけてはおよそ20講座の開講が予定されている。そのうちの1つ「ハルカス百貨店大学」では阪南大と近鉄百貨店のコラボ授業を開講。座学で百貨店業務の状況やコンセプト、戦略を学び、最終講義では百貨店のバックヤード見学ツアーが行われる。

他にも阿倍野区天王寺の地域イベントへの参加や就職支援、資格取得講座も開設予定。オープニング記念講座は4月13日にあべのハルカスキャンパスフロア(23階)にて開催される。