【サッカー】大体大3発 決勝進出
◇第62回全日本大学サッカー選手権大会準決勝(2013年12月22日 味の素フィールド西が丘)
<大阪体育大(関西第1代表)3-2専修大(関東第1代表)>リーグ覇者同士の東西対決は、大体大に軍配が上がった。1点を追う前半終了間際、FW澤上とFW伊佐の連続ゴールで逆転に成功すると、後半開始直後にも追加点。その後は専修大の反撃を1点で抑えて逃げ切った。大体大は25日、決勝戦で国士舘大(関東第4代表)と対戦する。関西勢の決勝進出は3年ぶり。
今大会2試合8得点と圧倒してきた大体大だが、うち7点が伊佐と澤上の2トップによるもの。ここまで攻撃パターンが明白だと、専修大がハードなマークで2人の得点源を抑えにかかるのは当然の策と言える。それでも、大体大には3点をもぎ取る力があった。何より、中盤の選手らの加えた一ひねりが効いた。
1-1の同点に追いついて間もない44分、それまで守備に奔走していたMF國吉がミドルシュートで虚を突いた。相手GKはこれをキャッチしきれず、伊佐の役目はこぼれたボールを冷静に押し込むことだけ。「2列目より後ろがゴールを奪えたら楽になる」(國吉)という狙いが当たった逆転弾だ。
後半開始直後には、2トップへの警戒から3バックで中央を固めていた専修大の裏をかいた。「前半からマークがはがれていて、チャンスは来ると思っていた」と右サイドのMF池上。47分、伊佐がキープする横をするすると駆け上がる。MF山本を経由したボールをフリーで受けると、あとは「決めるだけだった」と難なくネットを揺らした。
守備陣も奮闘。大学サッカー界1番との呼び声が高い専修大の攻撃をうまく封じ込めた。だが、DF坂本は「『2失点で抑えた』ではなく『2失点してしまった』という感じ」と満足していない。國吉も「決勝は無失点で勝ちたい」と意気込んでいた。
【前半】大体大2-1専修大
【後半】大体大1-1専修大
【試合終了】大体大3-2専修大
【得点】大体大:FW澤上(37分)、FW伊佐(44分)、MF池上(47分) 専修大:FW仲川(4分)、MF北出(82分)
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