【サッカー】勢い乗ってインカレへ
◇関西学生サッカー後期リーグ最終節(2013年12月1日 J-GREEN堺・メインフィールド)
<阪南大3-1大阪体育大>リーグ最多得点を誇る阪南大攻撃陣が躍動した。先制を許すも終始自分たちのペースを崩すことなく3得点。既にリーグ優勝が確定している大体大を下し最終節を勝ち星で締めくくった。
前節で関西大に引き分け、優勝を逃した阪南大。「優勝はなくなってしまったが、自分たち4年生にとっては関西での最後の試合。絶対に負けたくなかった」(主将・MF窪田)と気合の入った一戦となった。
前半、試合の主導権を握るも一瞬の隙を突かれ25分、大体大FW澤上にまさかの先制点を許す。須佐監督の「1点入れられてから崩れてしまった。ボールを取ってからつなげられなかった」という言葉通り、守備では自陣に攻め込まれる場面が目立ち、攻撃はシュートまで結びつかない。1点ビハインドのまま前半を折り返す。
しかし後半、リーグ最多得点を誇る攻撃陣が爆発した。まず50分、DF二見の豪快なミドルシュートで同点に追いつく。「フリーでボールを受けた時にゴールも近かったので思いっきり打ったら入ってよかった」(二見)。この得点を糸口に一気にたたみかける。76分にはFW河田が逆転弾を挙げ、81分にはMF可児がPKをきっちりと決め3得点。守備陣もこれに応え、大体大のシュート数をわずか2本に抑えた。優勝チームの大体大相手に勝利を挙げ、全日本選手権(インカレ)に向け弾みをつけた。
試合後、窪田は「前節からうまく切り替えて結果につなげられたのはよかった」と勝利に対し安堵を見せた。しかし、「インカレに向けて常に今日のような力を出さなければいけない」と可児が話すように、すでに先を見据える。MF泉澤はインカレ優勝を目標にあげ、「総理大臣杯の結果で関西の大学は弱いと言われてしまった。阪南らしく、見ていて楽しいサッカーで日本一を目指す」と力強く語った。
【前半】阪南大0-1大体大
【後半】阪南大3-0大体大
【試合終了】阪南大3-1大体大
【得点】阪南大:DF二見(50分)、FW河田(76分)、MF可児(81分=PK) 大体大:FW澤上(25分)
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