◇関西学生サッカー後期リーグ第9節(2013年11月16日 高槻市立萩谷総合公園サッカー場)

<阪南大5-2大阪産業大>圧巻のゴールラッシュが連敗脱出に華を添えた。MF泉澤が怪我からの復帰後初ゴールをあげるなど、計5得点。前回の対決では敗れた相手に快勝し、首位の大阪体育大に食らいついた。

 選手一人ひとりのプレーの幅広さも阪南大の強さか。

 攻撃の硬さを振り払うべく、後半はシステムを変更。左サイドからトップ下へとポジションを移した泉澤は中央をかき回してリズムを作った。「打てば何か変わる」と積極性から7本のシュートを放ち、69分にはチーム4点目をあげた。

 ゲームキャプテン・MF可児は普段から一列下がったボランチでプレー。本人は「潰されていたからまだまだ」と謙虚だが、後半に2アシストを記録するなど攻撃の起点に。須佐監督も「よくやってくれた」とねぎらった。

 この試合で連敗を脱出。2度追いつかれても最後まで流れを渡さず、可児も「精神面の問題を改善できた」と手応えを口にする。「この勝利で勢いを取り戻したい」と泉澤。首位奪還への準備が整った。

【前半】阪南大2-2大産大
【後半】阪南大3-0大産大
【試合終了】阪南大5-2大産大
【得点】阪南大:MF工藤2(6分・21分)、FW河田(60分)、MF泉澤(69分)、FW外山(77分=PK)大産大:MF江口(10分)、DF満生(43分)

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