【ラグビー】追い上げ届かず初黒星
◇関西大学Aリーグ第5節 立命館大35-38関西学院大(2013年11月9日 鶴見緑地競技場)
ここまで無敗で首位を走ってきた立命。前半に7-24と差を広げられ後がなくなる。後半からは怒涛の追い上げをみせるものの、あと一歩というところで力尽き今季初の負け試合となった。
「前半で自分たちのプレーができなかった。最初からできていれば」とキャプテンのHO庭井は悔やんだ様子で試合を振り返った。これまで4連勝と首位走ってきた立命。勝てば優勝も見えてくるという試合だったが、関学に出鼻をくじかれた。「優勝という言葉を周りから言われ、どこかで奢ってしまう気持ちがあったんじゃないかと思う」と庭井は振り返る。
勝敗を分けたのは前半の大量失点だった。先制は決めたものの、そこから関学の猛攻を受け前半で7−24と点差を広げられる。後半に入っても関学に主導権を握られたまま、7−38にまで引き離された。もう後がない立命は選手交代を多用。そして、残り時間が10分になるというところから怒涛の反撃が始まった。後半29分にWTB吉原が左中間にトライを決めると、32分にWTB藏田、37分にWTB高木が続く。ロスタイムに入りFB山中も中央にトライを決め3点差までに関学を追い詰めた。「試合をひっくり返すことしか考えてなかった」(庭井)。しかし反撃も虚しく試合は終了し、今季初の黒星を喫した。
中林監督は、「こういう脆さもあって、その状況を跳ね返せる力がまだないことを実感したと思う」と話す。「今日の結果を真摯に受け止め、次の近大戦に勝つということ一心に取り組んでいきたい」と次戦を見据えた。
【前半】立命7-24関学
【後半】立命28-14関学
【試合終了】立命35-38関学
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