◇関西学生サッカー後期リーグ第7節(2013年11月3日 キンチョウスタジアム)

<阪南大0-2びわこ成蹊スポーツ大>重たい攻撃は相手の堅い守備を最後まで破れなかった。「いいリズムを作れてもシュートを打てていない」と須佐監督。カウンターから2点を失い、今季初の完封負けを喫した。

 「相手にとっては守るのが楽だった」と須佐監督は嘆いた。バイタルエリアから先の攻撃に難を抱えたこの試合。中央突破は厚いブロックに阻まれ、サイドに預けても苦し紛れのクロスかバックパスと工夫が見られず。時間の経過とともに疲労と焦りが増幅し、数少ないアクセントだったMF泉澤の小気味良いドリブルも最後は相手DFを振り切るまでの勢いをなくした。

 2失点はいずれもカウンターからだ。ロングボールを前線の選手に預けるびわこ成蹊大に翻弄された守備陣を「プレスも弱く、対応力が無い」と須佐監督は一蹴。主将のMF窪田も「攻めの時間が長くなる分、ちゃんと穴を埋めなければ」。攻守の切り替えの遅さという課題も見えた。

 2位の大阪体育大に勝ち点で並ばれ、「連敗は許されない」と須佐監督は危機感を口にする。活性化した攻撃で次節をものにすることはできるのか。

【前半】阪南大0-0びわこ成蹊大
【後半】阪南大0-2びわこ成蹊大
【試合終了】阪南大0-2びわこ成蹊大
【得点】びわこ成蹊大:MF矢澤(50分)、FW松田力(84分)

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