◇関西大学Aリーグ第4節(2013年10月27日 鶴見緑地競技場)

 関西大学Aリーグ第4節、3戦全勝同士となる立命-京産大の試合は、立命が前半に3トライを決め京産大を一気に引き離し勝負を決めた。通算2勝1敗の同志社は関学相手に互角の戦いを繰り広げた。中でも1年生ルーキーWTB松井の活躍で、最後まで粘る関学を振り切った。

◎<同志社大25-12関西学院大>ルーキー松井 大活躍

 「ねらっていた」と話す同志社の1年生WTB松井。後半3分、関学の浮いたパスをインターセプトしそのまま走ってトライを決めた。会場を沸かせたプレーに山神監督も、「彼はいいもの持ってるね」と評価は高い。「非常にクレバーで、将来的には日本を代表する選手になると思う」。

 今日は合わせて2トライを決める活躍をみせた。「同志社はストレスのないチームです」と、チームでものびのびとプレー出来ているという。スタメンで1年生を4人起用するなど、期待の新人が多く入部した同志社。試合を重ねることで、ますます実力は伸びていくだろう。

◎<立命館大31-5京都産業大>「大きな1勝」キャプテン庭井

 注目された3戦全勝対決。立命は前半10分、FL中村が先制すると、19分ラインブレイクからFB山中がトライ。CTB市原も相手の反則から自身でキックしトライを決めるなど、堅い守りからのターンオーバーをよく決めた。「ディフェンスに関してはいいでき」と立命中林監督。徹底的に相手のキープレーヤーを警戒し抑えることができた。

 相手の反撃で5点を返された後半43分、中央ラックから右に展開し最後は交代で入ったCTB南がトライを決める。結局31-5でリーグ前半を完勝で終えた。

 「今年の練習の成果がこの4勝につながっている」と話すキャプテンのHO庭井。セットプレーからの攻撃には自信をつけた。ただ監督は「後半も2トライぐらいとるべき」と課題をあげる。

◇第4節 同志社-関学
【前半】  同志社 11-7 関学
【後半】  同志社 14-5 関学
【試合終了】 同志社 25-12 関学
◇第4節 立命−京産大
【前半】  立命 24-0京産大
【後半】  立命  7-5 京産大
【試合終了】立命 31-5 京産大