【サッカー】勝ち点3への意地見せる
◇関西学生サッカー後期リーグ第6節(2013年10月27日 高槻市立萩谷総合公園サッカー場)
<関西学院大2-1関西国際大>関学は前半、先制を許し苦しい展開に。しかし後半に入り徐々にペースを取り戻し逆転に成功。目標として掲げる関西制覇に向け、きっちりと勝利を手にした。
「先制されても焦らない、大丈夫という気持ちがチームの中で共有できていた」とDF沓掛が試合後に話した通り、最後まで諦めない姿勢が勝利を呼び込んだ。
関西制覇を掲げ、現在3位につける関学としてはもう1試合も落とすことはできない。後期リーグも残すところ半分となった今試合。成山監督は「ここまで来るとあわよくばインカレ(全日本選手権)出場でいい、という甘い気持ちが生まれる。だからこそ今日は全力を尽くそうと話していた」。
前半は苦しい試合運びとなった。得点ランキング首位を走るFW呉屋の不在による影響か、連携がうまくいかない場面が目立った。シュート数では関西国際大を上回るも、相手の好守に阻まれチャンスを逃す。逆にカウンターから裏を突かれ、36分にはCKから先制点を許してしまう。「点を取りたいという気持ちが強すぎて攻撃が乱れてしまっていた。ハームタイムでは自分たちの形を取り戻そうと指示した」と成山監督。
後半に入ると巧みなパス回しで徐々に相手陣へと攻め込み、78分、DF井筒からボールを受けたMF小林がシュートを決め、待望の同点弾を生んだ。89分には、沓掛の豪快なヘディングから逆転に成功。無事勝ち点3を積み上げることとなった。
試合後、小林は「勝つことしか考えていなかった。呉屋がいなくても得点を挙げられると示せたことは自信になった」と笑顔を見せた。今後さらに激化する優勝争いに向け「毎年、こういった展開になるのは分かっている。望むところです」と、成山監督は熱い思いを話した。
【前半】関学0-1関西国際大
【後半】関学2-0関西国際大
【試合終了】関学2-1関西国際大
【得点】関学:MF小林(78分)、DF沓掛(89分) 関西国際大:DF表(36分)
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