◇関西学生サッカー後期リーグ第5節(2013年10月19日 高槻市立総合スポーツセンター)

<関西大3-0神戸国際大>停滞感こそ否めないが、結果は完封勝ち。引いて守る相手をうまく崩した3得点がチームに連勝をもたらした。今節の結果から関大は5位に浮上した。

 開始早々の10分にMF奥田がこぼれ球を鋭い弾道のシュートでゴールに流し込んだ時点で勝負あり。以降は流れに任せて攻撃を続け、終わってみれば3点差だ。自陣に引きこもる神戸国際大を相手にポゼッションで圧倒し、難なく勝ち点3を手にした。

 相手のブロックをこじ開けるのには手こずった。奥田は「もっと相手の嫌がる攻撃をしたかった」と不満を口にする。主将のDF都並も「チャレンジをしかける回数が物足りない」。それでも、前期で苦しめられた相手に後期では余裕の試合運び。「勝ててよかった」と話す都並の表情には自信も垣間見えた。

 連勝でチームは5位に浮上したが、島岡監督は「まだインカレ(全日本選手権)は厳しいところにある」と気を緩めない。奥田は「満足のいく内容で勝ち続けたい」とさらなる飛躍を誓った。

【前半】関大2-0神戸国際大
【後半】関大1-0神戸国際大
【試合終了】関大3-0神戸国際大
【得点】関大:MF奥田(10分)、MF原口2(29分=PK・51分)

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