【野球】関大 9回サヨナラ 投手戦制す
関西学生野球秋季リーグ第5節、同志社大-関西大の2回戦が9月29日南港中央球場で行われた。関大は0-0で迎えた9回裏、一死満塁から5番三川がスクイズを決めサヨナラ。緊迫した試合を制し、勝負を五分に持ちなおした。
同志社の先勝で迎えた2回戦、負けられない関大を救ったのは久々にスタメンに復帰した三川だった。
関大はエース石田が先発。「あまり調子はよくなかった」と藤田監督が話すように、再三危ない番を作る。しかし変化球を低めに集め、得点を許さない。一方打線は、同志社先発の柏原を前に沈黙し、得点の好機を作ることができない。試合は投手戦になり、0-0のまま9回を迎える。9回表、石田は連打を浴び一死二、三塁のピンチを迎えるも8番大西を内野ゴロで打ち取り二死とすると、9番柏原を外野フライに抑えピンチを切り抜ける。その裏、関大は2番西郷が三塁打を放ち、続く3番西田尚と4番藤嶋が四球で出塁。一死満塁の好機を迎え、打者は5番三川。プレッシャーのかかる中しっかりとスクイズを決め、関大は1-0でサヨナラ勝ちした。
試合後、三川は「まさか自分で勝負とは思わなかった。勝つしかない、決めてやろうと思った」と話し、「決まってよかった」と安堵の表情を見せた。春季リーグではスタメンとして出場していた三川だったが、8月中旬ごろから体調を崩し、秋季リーグでは開幕スタメンに入ることはできなかった。回復後は、代打での出場はあったものの今試合が復帰後初のスタメン出場となった。そんな中、最高の形でチームに貢献し存在感を見せた三川。リーグ戦も終盤になる中、優勝を勝ち取るために彼の活躍は欠かせない。
同志社 000 000 000=0
関大 000 000 001x=1
【同志社】●柏原-川端
【関大】◯石田-山下博
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