関大 追い上げ及ばず阪南大に惜敗
関西学生サッカー前期リーグ第11節、関西大-阪南大が9月18日、J-GREEN堺で行われた。関大は3点ビハインドから追い上げを見せるも及ばず、3-4で競り負けた。同試合は台風18号の影響で2日延期して開催された。
守備の崩壊から失点を重ねて1-4で迎えた終盤、相手の足が止まったのを島岡監督は見逃さなかった。「前線に走れる選手を増やしたかった」とFW原口に代えてFW木村を投入。選手交代で息を吹き返した攻撃陣は、ここまで計35得点を挙げ他大を圧倒する阪南大にも引けを取らなかった。直後の83分、途中出場のMF深尾のスルーパスに木村が抜け出し、ゴールに流し込む。さらにアディショナルタイム、深尾のラストパスから同じく途中出場のMF阪口のシュートが決まり1点差に。反撃はそこで終わり敗れたものの、「点を取りに行く姿勢が出たのは好材料」と主将のDF都並も下を向かなかった。
一方で、相手に疲れが出るまでは全く逆の展開だった。ボランチの数を2枚に減らしたことも災いし、52分の時点で3点差を許す。チャンスの数は負けていなかったが、阪南大の方が攻守の切り替えが早く、「そういった少しの差が大きな失点につながった」(島岡監督)。都並も「守備の連携が甘い。意識が足りていなかった」と悔しさをにじませる。
前期が終了して6位と調子は上がらない。22日に迎える後期の初戦は6月に完敗を喫した大阪学院大へのリベンジだ。島岡監督は「自分たちは格下。どんどん良くしていくという意識でいかなければ」と危機感を募らせた。
【前半】関大0-2阪南大
【後半】関大3-2阪南大
【試合終了】関大3-4阪南大
【得点】関大:FW原口(59分)、FW木村(83分)、MF阪口(※90+1分) 阪南大:FW河田3(9分・52分・74分)、FW工藤(35分)
(注)得点時間の※はアディショナルタイム
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