関西学生アメフトリーグ第1節立命館大-龍谷大、京都大-神戸大が8月31日、エキスポフラッシュフィールドで行われた。立命はRB井上のTDで先制すると、その後もランプレーを中心とした攻撃で着実にリードを広げ48−0で快勝。もう一方の試合では京大が17−9で勝利をおさめた。

 昨シーズンは最終節で関西学院大に完封負けを喫し、優勝を逃した立命。主将のWR松森は「今のままでは関学に勝てない」と試合後も大勝の余韻に浸ることはなく、今のチームの現状に満足していない様子だった。

 序盤から立命はランプレーを軸とした攻撃で主導権を握る。第1Q8分、RB井上のランでエンドゾーンまで残り3ヤードに詰め寄ると、井上がTDを決め幸先よく先制。第2Q5分にも井上がランプレーでTDを決めるなど、前半だけで3TDを奪う。その後も着々とリードを広げていき、雷雨による中断後の第4Qにはメンバーを大幅に入れ替えて臨んだが、9分にK佐伯が54ヤードのFGを決めるなど、攻守で龍谷大を圧倒。48−0で開幕戦を勝利で飾った。

「中断を挟んでも戦えたというのは評価したい」と話す米倉ヘッドコーチ。2度の雷雨による中断を挟みながらも守備陣は集中力を切らさず、龍谷大攻撃陣に仕事をさせなかった。「このままじゃ関学に届かない。去年もあの点差(0−27)で負けてしまった」と米倉ヘッドコーチ。チーム一丸となって目指すは打倒関学。3年ぶりの優勝に向けて、早くも次戦を見据えていた。

【第1Q】立命7−0龍谷大
【第2Q】立命14−0龍谷大
【第3Q】立命7−0龍谷大
【第4Q】立命20−0龍谷大
【試合結果】立命48−0龍谷大