「我々の実力がこれだけというのが分かったというのが収穫。このままじゃやられるという警鐘を鳴らす上では非常に良い試合だった」と坂本監督が話すように、5失点を喫するなど、関東勢に力の差を見せつけられる試合となった。  試合開始早々の3分、明大は右サイドからのCKをDF山越がヘッドでたたき込み先制。早い時間帯での失点に「点を取られて焦りが出てしまった」と坂本監督。大体大は中盤を支配され、終始明大ペースで試合が進む。すると16分、左サイドからクロスを入れられると、中央で抜け出した明大MF梅内に右足を振りぬかれ、追加点を許した。その後も防戦一方の場面が続き、24分にはPKを決められ大体大は前半のうちに3点差をつけられる苦しい展開。後半に入ると、FW伊佐を中心に何度も明大ゴールを脅かしたものの最後まで得点を奪うことはできず、終了間際に再びPKを決められるなど0-5での完封負けに終わった。  明大とほぼ互角の11本のシュートを放つも無得点に終わるなど、決定力の差がはっきりと現れたこの試合。秋からのリーグ戦に向け、5失点と崩壊した守備はもちろん、攻撃面でも不安の残る一戦となった。 【前半】大体大0-3明大 【後半】大体大0-2明大 【試合終了】大体大0-5明大 【得点】大体大:DF山越(3分)、MF梅内(16分)、DF小川(24分=PK)、FW三橋(75分)、FW矢島(※90+4分=PK) (注)得点時間の※はアディショナルタイム