苦しんだ末のPK戦。土壇場でGK一森が圧巻のスーパーセーブを連発した。2人目、先にFW呉屋が失敗した直後、「見極められた」と渾身のセーブ。「止められるのは自分しかいない」という強い自信は相手の4人目のキックも弾き、勝利へと導いた。  初戦から歯がゆい試合だった。攻撃がかみ合わない前半に先制点を献上。後半にMF小幡のゴールで追いついたものの、枚数をかけた終盤の猛攻は実らず。決していい内容とは言えないが、成山監督は「苦しんで勝った分、次につながる」と前を向く。  この厳しい試合の中で主役だったのは一森だ。今季は開幕から2学年下のGK村下にポジションを譲る、悔しい日々が続いていた。それでも「状態が良ければ使ってもらえると自分を信じてやってきた」。最近2試合ではスターティングメンバーに復帰。失点が多い試合が続いていたチームの立て直しを担うが、「緊張は無い」と4年生らしく頼もしい。「目標の優勝へ向け、チーム一丸となって戦う」と意気込む守護神の活躍に期待だ。 【前半】関学0-1札幌大 【後半】関学1-0札幌大 【PK戦】関学4-2札幌大 【試合終了】関学1-1札幌大 【得点】関学:MF小幡(50分) 札幌大:FW澤田(14分) この記事に関する写真はこちら:https://www.facebook.com/photo.php?fbid=645498195460184&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater