「切り替えろ、切り替えろ!」 関大のゴールからはいつも崔の大きな声が飛ぶ。ゴールを守る以外にも、味方への声掛けやセットプレーの守備配置の指示など何重もの役割を負うが、崔はその一つ一つに魂を込める。「声の掛け方でも厳しくとか優しくとか工夫がいるし、何よりピッチに出る前の段階から信頼を得ないといけない」。頼もしい姿に島岡監督も「彼なりの人間の幅が生かされている」と太鼓判を押す。  並外れた集中力で何度もチームを救ってきた崔。しかし「定位置を確保できているとは思っていない」と驚くほど謙虚に話す。優勝後も「一喜一憂してはいられない。今日も判断ミスがあった」と冷静に振り返る背番号1は、「修正してよりよいGKになる」と気合い十分だ。 この記事に関する写真はこちら:https://www.facebook.com/UniversityNewsNetwork#!/photo.php?fbid=622722104404460&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater