UNNが大学生120人相手に行ったWebアンケートでは、「一気飲みや過度の飲酒の経験あり」と回答したのが31人、「目撃した」が40人と合計で全体の半数超え。このうち46人が強要やそれに近いものがあったと答えた。また、未成年34人中23人が「飲酒経験あり」と回答。うち4人は部活やサークルの飲み会で周囲からの強要があったとし、大学生の低い飲酒モラルが露呈した。  「一気飲みは新入生の通過儀礼」。関西圏の大学で体育会系部活に所属する男子学生は打ち明ける。飲み会の席では独特のコールが飛び交い、サラダボウルになみなみと注がれたビールを飲まされる。先輩の格言は「飲み会で限界を超えられないやつは試合でも限界を超えられない」。腹八分で断ると徹底的につぶされるという。「恐ろしいのは慣れると楽しいと思ってしまうこと」。男子学生は新歓飲み会でビール10杯を飲み干し、泥酔して病院に運ばれた。同席した監督やコーチは見て見ぬふりだった。  大学も注意喚起するものの、形骸化を指摘する声も多い。アンケートでは「注意だけでは意味がない」、「非公認サークルも取り締まってほしい」などの意見が見られた。一方「飲酒は自己責任」、「強要をする団体を避ければいい」という学生の判断力を問う意見も多かった。  この記事に使われているアンケート結果は:https://www.facebook.com/UniversityNewsNetwork?ref=hl#!/photo.php?fbid=622735484403122&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater