「就活で後悔したことを知れて良かった」。参加者の1人、アナウンサー志望の男子学生(立命館大・3年)の声だ。内定を獲得した現役4年生が就職活動について語るコーナーでは、「もっと企業研究をすべきだった」、「自己分析は時間がかかるため早くから意識すべきだった」と、後悔する点がいくつか挙げられた。6人の現役4年生からのリアルな情報に、多くの参加者がメモを取る手を止めなかった。  就職活動の解禁はおよそ半年後の12月だが、すでに希望業種を絞り、同セミナーに参加している学生もいた。「興味のある企業が来ているので参加した」と話す住宅業界志望の女子学生(関西学院大・3年)の目当ては大手住宅会社の人事担当者の話だという。「エントリーシートを実施していないので面接重視。面接で、自己の体験を企業でどう生かせられるかを伝えることが大事、という話が聞けてよかった」と、業界の裏話を聞けて満足した様子だった。  イベントの最後には、参加企業の人事担当者から、「就活で苦しむことは社会経験。苦しんだ分だけ入社した後がんばれる」、「たくさんの社会人に会って話を聞くこと」、「諦めるな」など学生へメッセージが送られた。初めて参加する就活セミナーに、多くの学生は終始緊張した面持ちだったが、人事担当者のメッセージに感銘を受けたようだ。 記事の写真はこちら→https://www.facebook.com/photo.php?fbid=612216278788376&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater