同志社 王者に屈す
昨年の選手権覇者との一戦。開始早々立て続けにトライを許し、王者の実力を見せつけられる。帝京の一方的な試合になるかと思われたが、スクラムでは引けを取らない。「最初の10分ぐらいはどうなることかと思ったが、何とかなってきた」と今年度から監督を務める山神監督。前半14分、そのスクラムから出たボールをSH岩村が走りCTB林に託してそのままトライ。7-12とする。その後はどちらも一進一退の展開になるが、ブレイクダウンに強い帝京大が得点を重ね、前半を7-24で折り返した。 後半に入ってもなお帝京の勢いは止まらない。7-34と点差を広げられ、同志社はCPのHO秋山、LOの森山を投入。その後に敵陣10mのラックからCTB木村、林らのセンター陣がつなぎFB藤本がトライ。しかし、14-34とするも相手に3トライを奪われ点差を広げられる。このままでは終われない同志社はWTB宮島の技ありトライや、途中出場のCTB長井のキックを拾ったFB藤本がそのままトライするなど、ロスタイムをまたぎ最後の追い上げを見せた。 試合は26-53とダブルスコアで点差が広がったものの、「去年よりお客さんに期待させるような展開ができたのではないかと思う」と山神監督は試合後に話す。抜かれまくりだった昨年のこの時期と比べても、スクラムやタックルで相手の攻撃をしのぐ場面もあった。また、7人制のユニバーシアード大会候補合宿で1年生ルーキー末永・松井を欠きながらも、1年生LO山田や控えのLO森山など若手が活躍した。「レギュラー争いが面白くなると思う」。結果は振るわないものの内容は立命、早稲田戦と比べ着実に成長していることに、山神監督は確かな期待をうかがわせた。 【前半】 同志社 7—24 帝京大 【後半】 同志社 19—29 帝京大 【試合終了】同志社 26—53 帝京大 この記事に関する写真はこちら:https://www.facebook.com/photo.php?fbid=608554952487842&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater
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