関大 決定力に課題残す
110分間戦ってシュート16本は、関大の圧倒的なボール支配率を考慮すると決して多いとはいえない。球際での強さを見せながらも、ちぐはぐな攻撃でボールを失う終始歯がゆい試合内容だった。 関大は立ち上がりからテンポ良くパスを回して相手ゴールへと迫る。しかしシュートへの意識が低く、PA付近でもたつく間に簡単にボールを奪われる場面が目立った。逆にカウンターでチャンスを作られ、30分にはセットプレーから失点。2部リーグの甲南大相手にビハインドを背負うまさかの展開になった。 何とか逆転したい後半。65分、左サイドを崩したMF都竹のグラウンダーのクロスにFW海田が合わせて同点にするも、73分に獲得したPKはDF寺岡が決められない。90分では決着せず、勝負は延長戦へともつれこんだ。 長丁場の中、集中力を切らさなかったのは関大。96分、相手の守備の乱れを見逃さなかったFW海田がGKとの1対1を冷静に決め、ついに決勝点を挙げる。そのまま逃げ切り、薄氷のベスト8進出となった。 試合後、チームの状態について「いつまでたっても改善されない」ともどかしさを語った主将のDF都並。25日の準々決勝に向けては「一度リフレッシュしてこれまでの課題を見つめなおしたい」。勝利にも笑顔はなかった。 【前半】関大0-1甲南大 【後半】関大1-0甲南大 【延長前半】関大1-0甲南大 【延長後半】関大0-0甲南大 【試合終了】関大2-1甲南大 【得点】関大:海田2(65分、96分) 甲南大:梶山(30分) この記事の写真はこちら:https://www.facebook.com/photo.php?fbid=605429189467085&set=a.588528491157155.1073741833.430773716932634&type=1&theater
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