「すべて監督の責任ですから、僕が悪いです。」この敗戦で優勝の可能性が消えた立命松岡監督は試合後悔しさをにじませた。  立命の先発は桜井。関学に毎回のように好機を作られるも粘りの投球で相手にホームを踏ませない。一方打線は関学先発永島に8回まで散発の3安打に抑えられ点を奪えず。両チーム継投した投手も相手に点を与えず、0-0で延長戦へ。10回、立命は一死二、三塁のピンチを背負うと遊撃手山足の野選で1点を先制される。  後がない立命はその裏、代打安部、田口の連打と1番八代の犠打で一死二、三塁の同点、逆転の好機を作ると打席には2番山足。初球ボールからの2球目、サインはスクイズ。しかしこれを山足が空振り、三塁走者が挟まれタッチアウト。ここで終わりかと思われたが4球目、山足の詰まった三塁ゴロが内野安打となり立命は土壇場で同点に追いついた。  しかし、最後に余語が踏ん張れなかった。12回、関学の先頭打者3番の山崎に二塁打を浴びると、4番の籾山の犠打で走者を三塁に進められ、最後は暴投で決勝点を奪われた。立命はその裏、先頭打者が出塁するも点を奪えず、1-2で敗れた。立命はこれで対関学の勝ち点を落とし優勝争いから脱落した。  立命はOP戦、打線、投手陣どちらも好調だった。開幕前は「本気で優勝が狙っていた」と松岡監督。しかし、打線はリーグ戦に入ると一転、不振に陥った。チーム打率は2割を切り、チームで最高打率の山口も3割に届かない。突如、センター返しや逆わらない打撃ができなくなくなり、リーグ戦終盤になっても本来の打撃は戻ってこなかった。松原監督も「本来ならもっと打てるはず。打てなければ優勝できない」と打線の不調を嘆いた。 関学000 000 000 101=2 立命000 000 000 100=1 【関学】永島、宇都宮-山崎裕 【立命】桜井、西川地、松田、余語-小川、安部 関大  000 020 020=6 同志社 000 000 100=1 【関大】石田-山下博 【同志社】柏原、大家、隠岐、大戸-田中、杉中 この試合の記事はこちら https://www.facebook.com/media/set/?set=a.604258372917500.1073741848.430773716932634&type=1